1)
法改正の
概要についてでございますが、表にあります
公営住宅に
入居できる
一般資格を有する本来
階層につきましては、
現行の
月収15万8000円以下から、
改正後は
上限額25万9000円以下で、これまでの
月収15万8000円を参酌して
条例で規定することとなりまして、
裁量階層につきましては、
高齢者のみの
世帯、あるいは
小学校就学前の子供がいる
世帯など、特に配慮を要する
世帯を
対象に、
月収21万4000円以下となっておりましたが、
改正後は
入居者の
世帯構成、
地域の
住宅事情等を勘案いたしまして、
居住の安定を図る必要がある
世帯を
対象とし、
上限額25万9000円以下と
条例で規定することとなりました。
次に、2)の
条例改正の
方針についてでございますが、まず、本来
階層につきましては、
本市における
収入分位25%に相当する
金額が国の
参酌基準とほぼ同様であると。また、
平成21年度には
政令改正により
基準額が大幅に引き下げられていることから、
現行条例基準のとおりとすることといたしました。
裁量階層につきましては、真に
住宅に困窮する
世帯に対して、的確に
市営住宅を供給する観点から、
震災後の
市営住宅の
応募倍率の推移を見ながら、総合的に
検討を進めることとし、
現時点では
対象範囲を
現行条例世帯のとおりとすることといたしました。
あわせて、
入居収入基準につきましても、
本市における
収入分位40%に相当する
金額が、国の
参酌基準とほぼ同様でありますことから、
現行条例基準のとおりとすることといたしました。
3ページをごらんください。
次に、(2)
整備基準について御説明いたします。
1)主な
法改正の内容についてでございますが、
改正前は、国が定める
公営住宅等整備基準が、
公営住宅の
整備に当たり、従うべき全国一律の
基準でございましたが、
改正後は各
事業主体が国で定める
基準を参酌して
条例で定めることとされました。
次に2)、
法改正を踏まえた
本市の
対応方針についてでございますが、
公営住宅整備基準の体系を
基本に、
本市の
市営住宅の実績や
考え方、あるいは今回の
東日本大震災の経験を踏まえまして、
本市独自の
理念を規定することとしました。さらに、その他の
技術的事項につきましては、要綱を定め規定することとしております。
下に
概念図がございますが、
公営住宅等整備基準と
技術的助言を参酌等いたしまして、
条例と要綱を定めることとしております。
公営住宅等整備基準の第2条から第4条の
理念を参酌いたしまして、
条例のほうで
本市独自の
理念を規定することとしてございます。また、
公営住宅等整備基準の5条から16条の
方針については、同様の形で
条例に規定することとしてございます。
最後に、表裏で、
公営住宅等整備基準を記載してございます。その中の住戸の
基準、第9条になりますが、ここで
公営住宅1戸の
床面積の合計は25平方メートル以上とすることとなってございますが、これにつきましては、国が
最低居住水準として示しているものでございまして、
本市が現在、
整備している
市営住宅は35平方メートル以上を
基本としていますことから、
既存建物整備の実態を踏まえまして、市の
実情に合った
床面積での記載を図っていきたいと
考えてございます。
次に、4ページをごらんください。
先ほどの
条例規定における
理念の
考え方でございますが、これまでの
市営住宅整備の
考え方、
東日本大震災の経験を踏まえまして、三つの視点を
本市の
整備理念として、
条例に規定することとしてございます。
まず、
地域コミュニティーの形成についてでございますが、団地内の
コミュニティーが活性化されるよう
整備するとともに、
周辺地域全体の
コミュニティー形成に寄与できるよう
整備することとしてございます。
次に、安全・安心な
居住環境の確保につきましては、
バリアフリー化を推進いたしまして、
高齢者等が暮らしやすい
居住環境が確保されるよう
整備するとともに、災害時にも生活が継続でき、
入居者が安全・安心に暮らすことができる
居住環境が確保されるよう
整備することとしてございます。
さらに、
ライフサイクルコスト縮減への配慮につきましては、建物の
長寿命化を図りまして、
ライフサイクルコストの縮減に配慮するとともに、
省エネルギー化を図り、
環境負荷の低減に資するよう、
整備することとしてございます。
3番目として、
市民意見の
募集についてですが、
募集期間は来月1日から26日まで行いまして、意見の
提出方法につきましては、郵送、
ファックス等、又は
電子メールとなってございます。
周知方法につきましては、市政だより11月号及びホームページに掲載するとともに、市役所・
区役所総合案内、
総合支所等で
資料配付を行う
予定でございます。
4番、今後の
予定について御説明します。
市民意見を受けまして、
条例改正の議案を来年、
平成25年の第1回
定例会に上程し、議決後、来年4月から
改正条例の施行を行う
予定としてございます。
最後に、米印の部分にございますが、
北六番丁の
復興公営住宅、今まさに建設しているのですが、このための
募集を行うということと、
東日本大震災関連法律により、
入居資格の
特例規定に
対応いたしまして、
条例規定の
整備を行う必要がありますことから、これらにつきましては、次回、第4回
定例会に上程する
予定でございます。
4:
◯委員長 それでは、ただいまの
報告に対して、
質問等はございませんか。
5:
◯嵯峨サダ子委員 今回のこの
資料といいますか、
公営住宅法、実際には
施行令の
改正なんですよね。これは、先ほど、この文書にも書いてありますように、
地域主権一括法の中での義務づけ、枠づけの見直しという形で、この
公営住宅も
適用になっているという関係です。従来、国がきちんと
基準を定めていたものを、地方
自治体に任せるということで、国の責任を投げ捨てるものだと私どもは
考えております。
それでなんですけれども、今回その
入居収入基準について、
改正前、
改正後とありますけれども、その
改正後の
基準が、
上限が、本来
階層は25万9000円以下、
裁量階層は同じく25万9000円以下という形で
改正になっておりますけれども、この国の
法改正の趣旨はどこにあるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
6:
◯市営住宅課長兼
復興事業局復興まちづくり部主幹 これまで国が
公営住宅法で一律に定めていた
基準、例えば、
入居収入基準、あるいは
整備に関する
公営住宅等整備基準が、
地域の
実情に合わせて柔軟に
対応できるように、各
自治体の
条例で規定できるような形になったということでございまして、その
実情に合わせてうまく
対応できるような形で、幅広くできるような形になったということでございます。
7:
◯嵯峨サダ子委員 上限を引き上げたというとでは、幅広く国のほうが
考えたということ、それ自体はよしとするものであります。しかるに、
仙台市が、これにどう
対応するのかということでは、本来
階層の
収入基準、それから
裁量階層の
収入基準も
現行のままとするということなのですが、なぜ、今回、
上限額を引き上げた、国に合わせた
対応をしないのでしょうか、伺います。
8:
◯市営住宅課長兼
復興事業局復興まちづくり部主幹 まず、本来
階層についてでございますが、
本市における
収入分位25%に相当する
金額を
検討した結果、検証した結果、国の
参酌基準とほぼ同様であるということが1点ございます。
それと、2点目といたしまして、
平成21年度に
政令改正により
基準額が大幅に引き下げられたということがございます。
3点目といたしましては、宮城県は
現行の
基準を維持する方向であるということで、
仙台市内で
県営住宅と
市営住宅の
入居収入基準が異なることは、
地域の
実情を的確に反映した
収入基準として適切でないということもございまして、
現行条例基準のとおりとすることといたしてございます。
次に、
裁量階層につきましては、
震災後の現在の
状況では、
住宅や
世帯の
経済状況も大きく変化したこともあり、
高齢者など、特に
居住の安定を図る必要がある
世帯の
住宅事情の把握はなかなか難しいということもございまして、
震災後の
市営住宅の
応募倍率の推移を見ながら、総合的に
検討を進めることといたしまして、
現時点では
対象範囲を
現行の
条例世帯のとおりとすることといたしております。
あわせて、
入居収入基準につきましても、
本市における
収入分位40%に相当する
金額が国の
参酌基準とほぼ同様であるということもございまして、
現行の
条例基準のとおりとすることとしてございます。
9:
◯嵯峨サダ子委員 2009年の
改正というか、改悪のときにも、私、市議会の
条例改正のときに議論したんですけれども、前は、本来
階層の
入居収入基準が20万円だったんですよね。それが、15万9000円に引き下げられたということなんですけれども、今回は、逆に国のほうが
もとの
基準よりも引き上げて
上限を設定したということです。引き下げるときは、国の言いなりになってそのまま従って、引き上げるときは逆に国の示したものには沿わないという、非常に
市民の目から見たら、納得がいかないというふうに思うんですけれども、なぜその今回
改正後の
上限額にしないのか。例えば、せめて本来
階層については、
もとの20万円に戻すべきだと思うのですけれども、なぜしないのか、伺います。
10:
◯都市整備局長 この表のとおり、
上限額については25万9000円と、いわゆる
収入分位を50%と。ちょっと下のほうもごらんいただきたいのですが、どちらかというと
裁量階層の
範囲について、
地域の
実情を踏まえているのかなと申し述べさせていただきますけれども、もう一つは、25万9000円以下で、15万8000円、いわゆる
収入分位25%、これは全体の100分率で、下層の4分の1の層の
収入層ということでございますが、これを参酌して
条例で規定すると。実は、この参酌という言葉で、下のほうに小さな字でございますけれども、十分に参照した上で判断すべきということでございまして、いわゆる参考ではないと。これは、国のほうの
説明会等でも言われておりますけれども、若干従うべき
基準に近いということも言われておりまして、
地域の
実情について、例えば、
収入分位25%、これが
全国ベースで15万8000円でございますけれども、これが
仙台市
ベースでこれよりも高いとか、そういった妥当な
判断基準等があるのであれば、それは上げてもいいというようなところと我々は解釈しておりまして、ここについては
収入分位25%が大体
仙台市においても同等であるということ。
それと、先ほど来、
課長のほうからも言っておりますけれども、
法改正して、
月収については下げたという経緯があって、これについては15万8000円にするということでございますので、御理解いただきたいと思います。
11:
◯嵯峨サダ子委員 前回、15万8000円に
基準を引き下げたときに、議論したんですけれども、そのとき、
家賃が上がった
世帯、それから
収入超過世帯ということで、私は15万8000円に引き下げられたことで、約1,000
世帯が、
経過期間の5年を過ぎると出ていかなければならないと。また、
家賃区分が変わって、約1,600
世帯が値上げになると申し上げたのですが、実際はどうだったのか、伺います。
12:
◯市営住宅課長兼
復興事業局復興まちづくり部主幹 経過措置、
激変緩和措置となった
対象世帯についてでございますが、まず、
家賃制度は、
家賃が上がることに伴いまして、5年間で新しい
家賃に段階的にしてございます。これにつきましては、約1,500
世帯ほどが
対象になってございます。
次に、
入居収入基準ということでございますが、
平成25年までの5年間、
改正前の
収入基準が
適用されておりますが、
現時点での
収入で見ますと、
経過措置終了後において、
明け渡し努力義務が
適用になる
可能性がある
収入超過者が約600
世帯、
明け渡し義務が
適用になる
可能性がある
高額所得世帯が約90
世帯と見込んでございます。
13:
◯嵯峨サダ子委員 その
経過措置が切れるのが、
平成25年3月までですよね、今の
経過措置がね。段階的な
傾斜家賃制度をとっている、それでよろしかったですか。
14:
◯市営住宅課長兼
復興事業局復興まちづくり部主幹 平成21年度から
平成25年度の5年間でございますので、
平成26年3月31日までという形になってございます。
15:
◯嵯峨サダ子委員 平成26年3月31日だから、
平成25年度までということになりますよね。
そうすると、今、入っている
方々で、先ほど
課長がおっしゃったように、
収入超過者で
明け渡しを言い渡される
世帯が90
世帯ですか。この
方々が、もう出ていかなければならなくなると。
平成26年4月1日からですね。今の
収入基準でいくとですよ、15万8000円でいくとなると、自動的にそうなるんです。
それで、私は
考えたんです。結局、この出ていかざるを得ない
世帯は、全然
考えない、考慮しない、見捨ててしまうんですよね、今のこの
収入基準でいけば。せめてその前の
もとの20万円にすれば、こういう
方々は出ていかなくても済むわけですよね、そうですよね。お聞きします。
16:
◯市営住宅課長兼
復興事業局復興まちづくり部主幹 平成25年度で
激変緩和措置が切れるということになりますので、現実的には、その時点で、その方の
収入をまず把握いたしまして、その
収入がこの
基準を超えるようであれば、
高額所得者という形でなれば、
明け渡しの義務が出てくるという形でございます。
17:
◯嵯峨サダ子委員 15万8000円が
高額所得者と言えないですよね。もう、この
収入基準が15万8000円に引き下がったことで、実際は、
仙台市で言えば、大体、
市営住宅に入れる
世帯はぐんと下がったわけです。なので、必要とする
市民が本当にたくさんいて、毎回応募してもなかなか入れないと。複数回応募しても、10回応募しても入れないという現状を見ると、今回の国の
改正でもって、
上限額を引き上げるという、この機会を捉えまして、
もとに戻すということだって、十分あり得ることであります。
しかも、なぜ
収入基準を引き上げないかというのを
考えますと、
上限額を引き上げれば、当然に
入居資格者がふえるわけですから、そうなると、今の
管理戸数では間に合わない。さらに倍率が高くなるということは、目に見えているということが、恐らく背景にはお
考えの中にあるのではないのかなと思いまして、非常にこれは私は問題だと
考えております。
今、本当に
震災もありまして、ほかの物件も民間の物件もなかなか空きがないと。
市営住宅も空きがないと。一体、ではどこに入ればいいのかと。実際、本当に困っている
市民の
皆さんの声がどれだけ当局が真剣に認識しているのか、私は非常に疑問に思います。
ですので、本来
階層の
収入基準は、
もとの、せめて20万円に戻すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
18:
◯都市整備局長 先ほど来、私が先ほど説明したところもございますけれども、若干、繰り返しになりますけれども、国としましては、
地方分権一括法の関係で
条例に委任されるということがございますけれども、国の
考えとしては、
公営住宅の
考えとして、まずは、真に
住宅に困窮する
世帯と、いわゆる
裁量階層、要
配慮世帯と申しますか、そういったところに絞っていくべきだというのがあると。そういった中で、
平成21年度の
法改正があったと我々理解しておりますし、この15万8000円を参酌するということでございますから、ここについては我々としても十分な、慎重な
対応が当然必要であると
考えておりまして、
現時点におきましては、
仙台市における
収入分位25%、これにつきましては、国の15万8000円というものと、ほぼ同等であるということの判断の
もとに、我々としては今回の
条例につきましても、本来
階層の
基準については15万8000円以下と、
現行どおりとさせていただきたいと
考えております。
19:
◯嵯峨サダ子委員 局長が言われる、真に
住宅に困窮している
世帯と言われますけれども、本当にどれだけの
市民の
皆さんが
住宅に困窮しているかというのは、私はわかっていないのではないかということを申し上げたいと思います。
それから、
裁量階層についてもなんですけれども、これも25万9000円の
上限を引き上げております。他
都市の
状況もいろいろ調べたんですけれども、
裁量階層の
対象世帯も広げているんです。
例えば、中学生以下の子供のいる
世帯ですとか、
多子世帯、
新婚家庭などにも拡大している
自治体がございます。あとは、若者、仕事がなかなかないとか、そういった中で離職する青年もたくさんおられます。そういう
青年向けの単身の
入居も可能とするとか、さまざまな
対応を、
裁量階層の
対象者に含めて実施しているところもございますから、ぜひ、この
裁量階層についても
上限額を25万9000円に引き上げて、
対象世帯も広げるという
対応をすべきだと
考えますけれども、いかがでしょうか。
20:
◯都市整備局長 新聞に載りましたけれども、京
都市、京都府とか、さまざま、そういった
裁量階層について幅を持たせるとか、そういう
取り組みをしている
自治体があるということも認識しております。
我々としては、まず、
公営住宅、
市営住宅でございますけれども、ここの
入居については、
仙台市としましては、例えば、そこに
定住促進とか、そういった
考えを入れるということは、なじまないだろうと思っております。その
都市による
実情、
住宅政策もございますけれども、我々としては
公営住宅、
市営住宅の
入居につきましては、やはり真に
住宅に困窮している
世帯を
対象として
入居していきたいと
考えております。
その中で、
裁量階層の趣旨につきましては、なかなか市場におきまして、
入居というものが例えば拒否されてしまうと、されかねないとか、そういった
方々につきまして、その機会を広げるということで
裁量階層というものは設けられておりまして、ここの
範囲については、
現時点で、
資料の2ページにも書いておりますけれども、
震災後、どういうふうに、今後、
住宅事情が変わりつつあるのかとか、これについては我々としても慎重に
対応する必要があるということでございまして、
現時点においては、この
範囲でまずはさせていただきたいと。今後、ここについては、十分な
検討を踏まえていきたいと思っておりますので、今後の
取り組み課題もございますけれども、
現時点におきまして、
裁量階層、この三つの
世帯について配慮するということの
現行で進めさせていただきたいと
考えておりまして、その旨、そのことを
資料としてまとめさせていただいたところでございます。
21:
◯嵯峨サダ子委員 私は、何度も申し上げますけれども、
市民の
皆さんの
住宅要求を本当に捉えていない、今の
局長の御答弁だと
考えています。別に
定住云々と言っているわけではありませんし、さらには、
もともと仙台市の
市営住宅の
管理戸数が、他の政令市に比較しても最低のレベルなんですよね。そこに、本来的に私は問題があると思いますから、そこからしか物事を
考えないから、こういう
基準を出してくるんですよ。私は、そこを反省すべきだと思います。もっと
仙台市は
建設戸数をふやすべきです。今、
復興住宅をつくろうとしていますけれども、全国に比べると、
復興住宅をつくったとしても少ないですよ。そこは
十分反省をして、私は
考えていただきたいと思います。
それから、
整備基準なんですけれども、住戸の
基準、第9条で国は25平方メートル以上とするとなっておりますが、
仙台市は35平方メートル以上にしているというお話がありましたけれども、35平方メートルでも広いのかというと、決して広くはないんですね。1DKで、例えば、障害を持った方、それから
高齢者で
介護ベッドを入れると、とても狭くて、車椅子で部屋の中を通るのも大変という
状況があると私は聞いております。ですから、やはり
基準を引き上げて、40平方メートルに
基準を引き上げるべきだと
考えますけれども、この点いかがでしょうか。
22:
◯市営住宅課長兼
復興事業局復興まちづくり部主幹 本市が
整備している
単身世帯が
居住する
住戸タイプ、1DKあるいは2Kがございますが、これは35平方メートル以上を
基本としてございます。これは、国が示す
最低居住水準25平方メートル以上で
都市型誘導居住水準の40平方メートルの双方の
基準を考慮して定めているものでございまして、今後もこの
基準を
基本に
整備を進めていきたいと
考えてございます。
23:
◯嵯峨サダ子委員 この議論は、来年の第1回
定例会に
条例提案という形で出てくると思いますから、またその場で議論させていただきたいと
考えます。
それで、パブリッックコメントなんですけれども、どういう形式、形でパブリックコメントするのか、まさかこのまま出すはずはないと思うので、一定、そのパブリックコメントの案がまとまりましたら、当該委員の
皆さんに配付方をお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
24:
◯都市整備局長 本日の
資料につきましては、その
概要ということにとどめさせていただきましたけれども、現在、1日に向けてのパブリックコメント、
市民意見の
資料について、最終の調整をしておりますので、でき上がり次第、委員の皆様方に御配付申し上げたいと思っております。
25: ◯伊藤新治郎委員 このことについて、被ってしまうことになったわけでありますけれども、ただ、せっかくですので、お聞きだけしておかなければならんなと思って、今、質疑席に立たせていただきました。
ここに、先ほど来から、
公営住宅等整備基準、ここでいう
市営住宅ということになるのかなと思うわけでありますけれども、それを参酌し、
本市の
整備理念を盛り込んだ
条例規定とする案を取りまとめたという
資料があるわけです。
先ほど来から、
都市整備局長を初め、
課長のほうからもるる、嵯峨委員の質問に答弁があったわけで、それに尽きるかなとは思っているわけでありますけれども、ここで参酌という言葉、言葉尻をあわせるわけではありませんけれども、例えば、参酌とは複数あるものの中から最もいい、悪を捨てて善なるものを取り入れるというのが参酌、斟酌、まあ、参酌とここで載っていますので、ここの場合、国の
改正前と、今回、来年度の第1回
定例会にかけようとしている
改正後の、一体どこが一番、参酌していいものを取り入れたというところのポイントは何なのかだけ、お聞かせいただければと思っております。
26:
◯都市整備局長 まず、我々も参酌すべき
基準というのは、余り聞き慣れないということで、法律用語について、ちょっと勉強させていただきましたけれども、いわゆる
条例の制定に当たっては、法例の参酌すべき
基準を十分に参照しまして、国が定めている15万8000円という
収入分位25%を参酌しなさいということですから、これによる、ことの妥当性を
検討するということでございまして、そこについては、
検討するに当たっては、当然説明責任が伴うということでございます。
括弧書きが非常に重要でございまして、国のほうとしては
収入分位25%以下を、25%というものを本来
階層の
基準としているということでございまして、ここについては、我々として、この25%の分位というものについて、
仙台市の
実情に合わせてどうだと。
仙台市において、この15万8000円は全国
基準でございますから、
仙台市の所得調査等によって、
収入分位の25%が同じような額なのか、あるいは、かけ離れているのかとか、そこを十分に
検討すると理解しておりまして、我々として計算というか、
検討した結果、若干下回るんですけれども、正確に言うと15万6000円だったかと思うんですけれども、ほぼ同等であるということから、ここについては15万8000円が我々としては妥当であると判断したところでございます。
27: ◯伊藤新治郎委員 やはり、それは申し上げません。先ほど申し上げたとおり、来年の第1回
定例会にかかると思いますので、また、そのときはよろしくお願い申し上げます。
28:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
29:
◯委員長 なければ、次に、建設局より
報告願います。
30: ◯建設
局長 建設局からは、財団法人七ヶ宿ダム自然休養公園管理財団の解散について御
報告いたします。
当財団は、宮城県の外郭団体であり、財団の名称にもなっております公園の維持管理などを行ってきたところでございますが、公益法人制度改革に伴い、年内に解散することとなりました。詳しくは、百年の杜推進
課長より御説明いたします。
31: ◯百年の杜推進
課長 資料3より御説明いたします。
まず、裏面の図面をごらんください。
七ヶ宿ダム自然休養公園ですが、ダム建設時に地元要望により、
平成3年に当時の
建設省が、ダム湖畔に
整備した、約27ヘクタールの公園でございまして、公園施設として運動広場、フィールドアスレチックやグラウンドゴルフ場などがあり、先日のねんりんピックでは、グラウンドゴルフの大会が開催されたところでございます。
資料の表のほうにお戻りいただきまして、まず、こちらの公園を管理しております当財団の
概要について、御説明いたします。
設立の目的は、七ヶ宿ダム自然休養公園施設の維持管理運営、及び、七ヶ宿ダムの水質保全の普及啓発を行い、
地域振興に寄与することであり、
平成2年に設立されております。
基本財産は3億200万円、うち
仙台市が5,000万円、宮城県が1億5000万円を負担しております。そのほか、七ヶ宿町及び治水等受益市町12市町の計15
自治体が出捐しておりまして、事務局は七ヶ宿町で行っております。
主な事業でございますが、公園管理事業としまして、除草や浄化槽維持管理等を行っておりまして、水質保全啓発事業として環境保全団体と連携し、水質保全活動を行っております。
今回、財団が解散となる理由でございますが、財団法人は公益法人制度改革に伴い、
平成25年11月末までに新制度による公益法人、もしくは、一般法人への移行または解散をする必要がございます。当財団につきましては、事業内容、事業規模の面から、新制度での財団法人への移行は困難なことから、宮城県を初め、関係市町村との協議の結果、財団を解散し、公園管理事業を地元の七ヶ宿町へ移管することとなったものでございます。
解散後の公園管理方法ですが、財団法人の残余財産を原資としまして、七ヶ宿町で基金を造成し、これまでと同様に運用益による公園管理費を捻出することとしております。また、事業内容について協議をするため、出捐団体で組織する
協議会を設置することとしております。
本市といたしましても、
協議会に参画し、公園管理を支援してまいりたいと
考えております。
最後に、今後のスケジュールでございますが、今月25日に理事会を開催しまして、解散日の決定及び残余財産の処分について議決を行い、その後事務局にて清算業務等を行い、
平成25年4月1日より七ヶ宿町が管理を行うこととなります。
32:
◯委員長 ただいまの
報告に対して
質問等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
33:
◯委員長 なければ、以上で
報告事項関係を終了いたします。
この際、当局から
報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言等がございましたら、お願いいたします。
34: ◯日下富士夫委員 私から、泉中央駅前の広場の関係ですけれども、主に駅前広場のペデストリアンデッキに関連して、お聞きしたいと思います。
この間、特別委員会でもいろいろ地下鉄の南北線の関係が出ておりましたけれども、昭和62年に地下鉄南北線が開業して、旧泉市の八乙女駅まで開通をして、その後に
平成4年7月に泉中央駅まで延伸したということで、途中、泉市との合併とか、政令市に昇格といいますか、そういったこともありましたけれども、いずれ
平成4年から
平成24年ということで、20年がもう過ぎているんですよね。ことしの7月ですから、その開業した日にあわせて、泉中央まつり、平仮名で「いず・ちゅう」と書いているようですけれども、が開催されまして、私も現地のほうに行ってみました。ちょっと小雨で余りいい天気とは言えなかったんですけれども、結構、地下鉄の利用者や買い物客なんかも来られていましたけれども、最初に、泉中央駅の利用者ですね。多分、
仙台駅の次に利用者が多いと思っていたんですけれども、この辺の推移について、まずお伺いしたいと思います。これは、大
震災のときに一部不通になった区間がありましたので、
震災前と比べて減っている時期があったと思うのですけれども、この辺の変化もあわせて、まずお聞きします。
35: ◯高速電車部長 泉中央駅の利用客ですけれども、
震災の前まで若干、減少ぎみでございました。それで、実際
震災がありました
平成22年度、それから
平成23年度に落ち込みましたが、今年度につきましては、
震災前の水準より上回る程度までお客様がふえておりまして、今現在ですと、
平成20年度と同程度まで回復してふえているという
状況でございます。
36: ◯日下富士夫委員 そうすると、
平成24年度に入って、
震災前と同じぐらいの乗車率といいますか、人員になっているということなのでしょうか。もう一度確認します。
37: ◯高速電車部長
平成23年度につきましては、1日平均で泉中央駅は2万900人ぐいまで、ちょっと落ち込みましたけれども、今年度につきましては、まだ確定値は出ておりませんけれども、それを上回っているという
状況でございます。
38: ◯日下富士夫委員 回復しつつあるということは、大変いいことなんですけれども、公共交通の利便性といいますか、見直されているというところもあるのかなと感じるんですけれども、先ほど話をしましたペデストリアンデッキですね。これは20周年の記念イベント、こういった記念イベントという、市のほうでいろいろとかかわってやったものは、余り今までなかったのではないかと思うんですけれども、このペデストリアンデッキを使って、例えば、泉マルシェですね。これは多分3回か4回ぐらいやっているのではないかと思うんですけれども、こういった催し物が最近、少しふえてきたように思うわけですけれども、この辺のペデストリアンデッキを使った催し物といいますか、そういったものは、どの程度行われているのか、利用の
状況をお聞かせください。
39: ◯泉区副区長兼建設部長 委員御指摘の、泉中央駅前広場の、特にペデストリアンデッキ上でどのようなイベントが行われていたかということでございますけれども、先ほど、例示いただきました、泉区も、かかわったイベントでございますと、例えば、ふるさとまつり、夏の花火大会とか、それから、ことし7月に行われました泉中央まつり、そして、ほかには、先ほど例示していただきました泉マルシェ、そういったイベントでございます。ほぼ昨年、ことしも多分
予定では同じぐらいかと思うのですが、4件ぐらいで、延べ6日間ぐらいのイベントになろうかと思います。なお、これが
震災前ですと、もう少しイベントも多くて、7件ほどイベントがあって、8日間ほど
平成22年度は実施していたという
状況でございます。
40: ◯日下富士夫委員 やはり地下鉄の乗車人員のアップといったことを
考えて、交通局でもいろいろと努力はされていると思うんですけれども、地下鉄南北線のDVDですね。この間、何かこの会場で発売していて、私も購入させていただいたんです。こういったものというのは、交通局のほうで多分やられていたと思うんですけれども、この辺の20周年記念イベントに関連して、かかわり方といいますか、どういった目的で行われたのか、ちょっとお聞きしたいと思ったんですけれども。
41: ◯交通事業管理者 今御紹介のあったDVDの関係とかは、従来から地下鉄の事業のほうでいろいろなそういうイベントなり、グッズの販売会社がございまして、今回そちらのほうから申し出がありまして、実際作成方等については、全て、そちらの事業者がやって、我々のほうとしては、その上がりをもらうだけということでございまして、非常においしい事業でございます。そういうことで、なるべく、そういうのをいっぱいやって、我々としては営業成績を上げたいなということで、これからもまたこういうことの努力を続けていきたいと思います。
42: ◯日下富士夫委員 最近、蒸気機関車とか、そういった何鉄というのですか、いろいろな鉄があるらしいですけれども、三陸鉄道北リアス線の
震災復興のDVDとかCD、そういったものをつくったりして、復興に協力しているボランティアとか、そういったものもあるようですけれども、ぜひ、いろいろなこういう工夫をして、乗車率アップにつなげるということも大事だと思いますので、今後とも、ぜひ、
取り組みをしてもらいたいと思います。まず、このペデストリアンデッキですね。私もどちらかというと、夜遅い時間に地下鉄からバスに乗りかえるときに利用する場合が多いんですが、本当に雨が降ったからではないですけれども、この間の記念事業のときにもなんですが、ペデストリアンデッキのタイル張りですか、そういったものがかなり傷んできて、今、ちょうど
仙台駅の西口も改修工事をやっていますけれども、どうも老朽化が進んで見すぼらしくなっているのです。それに加えて、大
震災のときに、また亀裂がふえたり、それから、バスプールのほうに雨漏りがあったりしていますので、これは早く直さないと、なかなかその乗車率にも、乗車人員の増加と、今、言われましたけれども、にも、マイナスの影響といいますか、になってくるのではないかと思って心配しているのです。この辺の改修工事について、どんな今計画といいますか、多分何もないわけではないのでしょうから、最近また大
震災以降、工事をやっているようですので、この辺の今現在の
状況と、今後、どんなふうに
考えているのか、お聞かせください。
43: ◯泉区副区長兼建設部長 委員御指摘のとおり、この泉中央駅駅前広場のペデストリアンデッキは、
平成20年ごろから老朽化が目立ち始めまして、床面のタイルの破損を初め、今、御指摘いただいたように、雨漏りなども発生し苦情を受けたこともございました。その関係もあって、
平成22年度に調査を行ったところ、主に床面タイルの破損のほかに、デッキの部材の接合部に当たる伸縮装置といいますか、デッキがスチールでできていますので、そのつなぎの部分ですね。その部分での漏水、それから、つり天井部材の腐食が判明しました。
この調査結果に基づきまして、
平成23年度から大体4年かけて改修しようという計画を立てたところでございましたが、その直後に3月11日の
東日本大震災がございまして、それで、かなり、また損傷を受けまして、落橋防止のボルトが落ちてしまったとか、今、申し上げた伸縮装置自体も破損したり、壁やタイルも剥離したりという
状況が生じました。
その
対応としては、応急的な復旧を即行ったわけですけれども、やはり日常的なメンテナンスでは限界を来していることから、
平成23年度後期からですけれども、特に伸縮装置の部分の改修工事を始めたところでございます。若干、工事が始まった時期が遅かったために、繰り越しをして行っているところでございます。そこに、工事をやっているわけですけれども、その工事をやりながら、損傷の程度なども点検していることから、若干時間がかかっているように見受けられるところがあるかと存じます。御理解願いたいと思います。
44: ◯日下富士夫委員
仙台駅は、よく工事が進んでいるのが見えるんですけれども、なかなか泉中央のほうは、本当に進んでいるのかなというように、なかなか見えないんですね、やっている工事の進捗がよく見えないといいますか、いつまでこれは終わらせる
予定で計画を立てたのでしょうか。これは、泉区役所のほうで中心的にやっていると思うんですけれども。
45: ◯泉区副区長兼建設部長 先ほど答弁いたしましたけれども、損傷の程度などを点検しながらの施工となっておりますので、なかなか工事の進捗が図れなかったということが、結果的に工期等おくれてしまっているという
状況でございます。その点検によりまして、デッキの内部や周辺部に大小さまざまな損傷が発見されており、この
状況を捉えると、ペデストリアンデッキ全体の再点検が不可欠となっている
状況となってございます。
なお、この当初の改修計画では、一応
平成27年度完了目標に計画を立てて取り組んできたというところがございます。
46: ◯日下富士夫委員
平成27年という話なんですけれども、今、副都心という言葉が使われなくなって久しいわけですけれども、やっぱりなんといっても、地下鉄のターミナル駅といいますか、泉以北の
仙台市の玄関口といいますか、そういうふうになるわけですから、今、質問してきたような泉区の顔を担うわけですので、ぜひ何とか、
震災で傷んだ分も含めて
考えると、これから地下鉄東西線も
平成27年度中に何とか、
震災にもかかわらず、これは
震災復興の目玉ということで、今、取り組んで頑張っているわけですから、
平成26年からICカードの試験導入も入りますし、ぜひ繰り上げられるような、
平成27年度の東西線の開通にきちんと間に合うような、そういうことも
考えてやっていくべきだと思うのですけれども、この辺の
考え方はどうなのですか。
47: ◯泉区副区長兼建設部長 先ほど申しましたように、今年度、一部改修工事に着手したものの、やはりもう一度全体を再点検する必要があるということで、
取り組みのやり方を少し全体に広げてやっていこうと思っております。
ただ、今、委員御指摘のとおり、早期の改修完成ということについては、泉区としてもこの場所が泉区の顔でもあり、また、
仙台以北の玄関口としても機能しているということからも、やはり地下鉄の利用者の
皆さん、あるいは泉区に来られる方にとって、交流する空間としては、非常に貴重な場所だと認識しております。
そのため、改修を完了させる期間をできるだけ早期に終わらせるということを目指すとともに、やはり、その駅前広場における利用者の安全で快適な通行を確保して、さらに、いろいろ御指摘いただいた交流空間の確保にも配慮しながら、改修工事を進められるように工夫してまいりたいと、このように
考えているところでございます。
48: ◯日下富士夫委員 その計画の見直しといいますか、そういったことも含めて、ここは泉中央駅前の活性化懇談会とか、そういったものを設置しながら、いろいろやっているところもありますし、これは次の機会にさせていただきますけれども、先ほど申し上げましたように、ターミナル駅ということでもありますから、
地域自主戦略交付金といったものを使って、道路といいますか、パスプールの路面の改修なんかも、段差もありますので、これからぜひ
考えていただきたいと思いますし、バスプールの拡張というのは、今のところは非常に難しいという話も聞いていますけれども、こういった泉中央全体の民間との連携をとりながら、ぜひ、改修をまず先に進められるように求めて、次の機会にまた続きをやりたいと思います。
49: ◯高橋次男委員 簡単に、2点ほど質問をさせていただきます。
一つは、これは所管外でしょうから、お願いと申しますか、県道秋保山寺線、これは秋保ビジターセンターまでは
仙台の仕事と心得ております。秋保ビジターセンターから山寺までは、県の林道として県が所管をして工事をしていると。
実は、あした、開放すると。もみじのシーズンですので、観光シーズンに入るので、そのような工程で進んでいるということでございました。きょう、朝8時過ぎに行って見てまいりました。大変、大ざっぱな仕事で、あれで開通できるのかなという思いをして見てまいりました。あしたは土曜日で、あさっては日曜日ということで、あの開通を知っている人たちは、大挙押しかけるのかなと、混乱につながると私は思って見てまいりました。所管外ですけれども、存じ上げている方がおりましたら、感想など聞かせていただければと。
50: ◯道路計画
課長 ただいま、お話がございました、二口林道でございますけれども、こちらにつきましては、宮城県が管理を行っている林道でございます。宮城県のほうに、その開通に当たっての
整備レベルといいますか、そういったところについて、ちょっとお聞きしたところ、林道として管理できるレベルで復旧してございまして、大型車や乗用車での通行が困難であるということから、通行に関しての注意喚起の看板を現地に設置すると伺ってございます。
51: ◯高橋次男委員 利用するのは、ほとんどが
仙台市民でございます。恐らく県の所管、県が工事をしているとは、何割かの方しかわからないのではないかと思います。ぜひ、県のほうに、もう少し丁寧な仕事をしながら、
市民あるいは県民に開放していただきたいということでございますので、ぜひ、強く申し入れをしていただきたい。現在のままだと、ちょっとした雨が降れば、また、
もとのもくあみかなと。ひどいところでは、1尺ぐらいの溝が浸食されておりまして、普通の乗用車で入ったら、あとは戻ってこれないかもしれないと。秋保ビジターセンターの職員も、これで開放するのという話をしていましたので、
仙台市は所管外とは言わないで、ぜひ、県のほうに強く申し入れをしていただきたいと思います。
もう1点だけ、ここには秋保総合支所の建設
課長はおいでになっているのでしょうか。
52: ◯建設
局長 総合支所の
課長は来ておりません。
53: ◯高橋次男委員
仙台市の市道の認定
基準について、ちょっとお知らせしていただきたいなと。特に幅員のことに、大ざっぱにでいいですから、幅員のことだけでいいです。
仙台市の最小限の市道の認定の幅員についてお知らせください。
54: ◯道路管理
課長 最少幅員ですけれども、4メートルでございます。
55: ◯高橋次男委員 秋保の市道に関して、伺いたいなと思うんですけれども、秋保が
仙台市に合併する
平成元年ですか、秋保町道と
仙台市道の誤差はあったのかどうか、その辺、わかれば教えていただきたいと思います。
56: ◯道路管理
課長 仙台市の
基準では4メートルなんですけれども、当時、合併前に秋保町のほうで町道認定していたものが、最少幅員で2.何メートルとかという狭いところもありましたが、そのまま秋保町で認定したものについては、
仙台市道として、そのまま認定はさせてもらっております。
57: ◯高橋次男委員 そのような道路が、実は秋保には大変多くございまして、たまたま、秋保長袋に舘というところがあります。秋保氏の居城があった舘城、厳密には亀ケ森山という山ですけれども、これは秋保氏の中世の山城があったところでございます。その麓に、字舘という地名のところがございます。ここは、山城の秋保城の家臣たちが住んでいたところであります。大変狭く、しかし自然の要塞ということで、道路も直角に交わったりして、敵の進入を防ぐようにできております。昔ながらの武家屋敷ですね。道路の幅員は2メートルぐらい、3メートルぐらいですか、したがって車は交差できない。ここからぐっと南のほうに下っていくわけですけれども、ほとんど同じような状態でございます。300メートルぐらい下ると、第2の人生を送っておられる芸術家の
方々、ガラス細工とか、何かつくっている
方々が住んでいる地区がございます。ここまで舘からの間、原野が続いておりまして、その間の道路の幅員もやっぱり3メートルぐらい。舘下橋という、大変すばらしい橋をなぜかつくってございます。ここ四、五年以内につくったんだと思いますけれども、これは大変すばらしい規格の橋でございます。
私が言いたいことは、合併のときに
仙台市の規格に合わなくとも、
仙台市道として引き受けたということは、将来、
仙台市の規格に合わせていくということで合併をしたのでしょうか。この点、わかれば教えていただきたいと思います。
58: ◯道路管理
課長 幅員が狭くて認定した道路なんですけれども、もちろん4メートル以上、今の
基準に合ったようにやらなくてはならないとは思いますが、実際、管理上というか、拡幅という話になれば、また別のお話になりまして、一つ、4メートルまでというのは、まず寄附をもらって、その後に交通量とかを見ながら、拡幅するというふうになっていくと思うんですけれども、そういう意味で、そういう条件がそろった時点で、拡幅というのは出てくると思いますけれども、今の時点では、そういう拡幅というのは
考えておりません。
59: ◯高橋次男委員 合併したときに、秋保町の
もとでいえば町道でしょうけれども、3メートルぐらいあったというのを4メートル、
仙台市の規格に合わせて市道にしたというのは、将来的には、
市民の要望と需要によっては、4メートルにしていくという意味ではないのですか。あくまで寄附を受けながら、条件が整えばということですか。
60: ◯道路管理
課長 一つは、拡幅していくという場合になれば、今、申し上げたように、寄附とか、そういう条件がそろった時点でやっていくわけなんですけれども、
もともと合併のときには、それ以前に町道として認定して、町道として管理してきた。その幅員の中で舗装が壊れれば舗装を直したりとか、側溝を直したりとか、そういうものを町道としてやってきたものを、合併後に
仙台市がやってきたということなので、そのまま維持管理していきましょうということで認定をしたというところでございます。
61: ◯高橋次男委員 要するに、合併要件の中には、将来
仙台市の
基準に合わせた形の規格に、その道路を持っていくということは入っていなかったと理解してよろしいのですね。
62: ◯道路管理
課長 はい、そのように認識しております。
63: ◯高橋次男委員 この4メートル未満であっても市道であるということであれば、維持管理は
仙台市の責任においてやっていくということだと思いますけれども、この舘から国久に抜ける、あるいは芸術家の
方々が住んでいるところに抜ける部分に関して、自分たちの殿様の亀ケ森山に行く道路なものですから、昔からこの舘部落の
方々は有志で集まって、この道路の草刈り、あるいは雑木の刈り払いをしてきたということであります。
しかし、近年高齢化が進みまして、昔は鎌で刈っていたんでできたんだけれども、最近は機械で刈るようになって、危険が伴うようになってきたと。このままでは、なかなか、できないということですけれども、これはやはり維持管理という意味では、
仙台市がやるべき仕事なんでしょうね。伺います。
64: ◯道路管理
課長 基本的には、
仙台市が管理するものだと思っております。ただ、秋保町の場合、委員から、今、お話があったように、狭いところもあって、実際は幹線となるような国道とか県道とか、広い幹線の市道とか、そういうものについては草刈り等はやっていますけれども、そういう狭いところについては実際やっていないと聞いております。
65: ◯高橋次男委員 現在、草刈りをやっている人たち、これは善意でやっているわけですけれども、共助と申しますか、自助と申しますか、公助、全て含まれているわけですけれども、長年やってきて、幸い、これまで大きな事故はなかったわけですけれども、これまでどおり、もしやっていくとして、事故があった場合はどういうことになりますか。
66: ◯道路管理
課長 秋保のほうでは、こういう狭い道路、地元の方から、いろいろそういうお話があって、実際に地元の
方々が草刈りなんかを手伝っていただいていると。ただ、それについては、労力はもちろんなんですけれども、資材関係とか燃料関係がかかりますよということもあって、私何年からなのか、今、ちょっとわからないんですけれども、秋保管内ボランティア道路除草活動支援事業というものがありまして、その中で軍手とか、除草機械のかえ刃とか、燃料、タオルの現物支給というのは道路のほうで行っているというところです。
また、保険につきまして、
仙台市の
市民活動補償制度の中で、ボランティア保険と通常言われていますけれども、そういうものを使わせていただいて、けがとかには、
対応しているという
状況と聞いております。
67: ◯高橋次男委員 公道に関しては、市の管理ということを明確にお話ししていただきましたので、どうかそのようにお願いしたい。
それと関連してですけれども、
仙台市で馬場から作並の
仙台ハイランドまでの道路工事を一部完成させて、あと山道になっている分がございますけれども、あそこをきょう通って見てまいりました。あそこは何メートル道路ですか、12メートルぐらいですか、すばらしい道路が途中までいって、あとは急に2メートルぐらいの山道になるわけですけれども、しかしアスファルト舗装はされておりまして、一部U字溝も設置をされてございました。
課題として、これから先もU字溝を設置すると聞いておりますけれども、せめて山の路肩の除草はやっていただきたいなと。あそこは作並の駅に、JRに行くまで、通る人が多いと私は聞いておりましたので、できましたら路肩の草刈り、一般的には90センチか、恐らく1メートル二、三十でやるのだと思いますけれども、ぜひあれは視察をしながら、調査をしながら、そのようなことをやっていただければなと思います。これは要望です。
68:
◯委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
69:
◯委員長 なければ、次に、他
都市視察についてであります。
前回の委員会において、皆様には視察先等について、正副委員長に御一任いただいておりましたが、
現時点での正副委員長案について、御
報告いたします。
視察先につきましては、閉会中継続審査事項である
震災を踏まえた分譲マンションの防災力向上の
取り組みについてに関連して、東京都新宿区の中高層マンションの防災対策マニュアルの
取り組み、及び、大阪市の防災力強化マンション認定制度の
取り組みをそれぞれ新宿区役所及び大阪市役所などで、また、地下鉄の安全・快適への
取り組みについてに関連して、東京メトロ、横浜市交通局、神戸市交通局の安全快適への
取り組み状況、及び、その具体の実施駅などを視察することとし、その日程につきましては、11月6日火曜日から8日木曜日の2泊3日といたしたいと思います。
以上の内容で実施いたしたいと
考えておりますが、
状況によっては変更等が生じる場合もあり得るため、その際は改めて皆様にお知らせいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、これをもって
協議会を閉会いたします。...